工場・倉庫向けエレベーター・簡易リフトの5つの選び方とは?

工場や倉庫にエレベーターや簡易リフトを設置することは、生産性や、安全性の向上などに繋がります。

しかし、その一方で現場に合ったエレベーターや簡易リフトを選択できなければ、予定した結果を得られずに導入費費用が無駄になる可能性もあるのです。

そこで、今回は工場・倉庫にエレベーターや簡易リフトを設置する際の、選び方について紹介します。

工場や倉庫向けのエレベーターや簡易リフトをご検討の方は、何を基準に選ぶべきなのかをこの記事でチェックしてみてください。

工場・倉庫向けのエレベーターや簡易リフトの選び方5選!

工場・倉庫向けのエレベーターや簡易リフトの選び方には、以下のような5つのポイントがあります。

これらのポイントを把握できていないと、目的に合わないエレベーターや簡易リフトを選択してしまう可能性があるでしょう。

人が乗る予定があるか

エレベーターや簡易リフトの選び方では、まず「人が乗る予定があるのか」が重要です。

「荷物だけなく人の移動にもエレベーターや簡易リフトを使いたい」「精密機械を運ぶので、運搬中も荷物を押さえておく人がほしい」「台車に乗せたまま移動したい」

上記のような理由から一人でも人が乗る予定がある場合には、「人荷用エレベーター」もしくは「荷物用エレベーター」を選ぶ必要があります。

簡易リフトはどのような場合でも人が乗ることができないので、人を乗せる場合は選択の対象外になります。

ただし荷物用エレベーターは、荷物の運搬が主な目的になるので荷扱者あるいは運転者しか乗ることができません。

人の移動を任せることも考えているのなら、人荷用エレベーターを選択することになるでしょう。

積載量の目安をつける

エレベーターや簡易リフトには「積載量」が設定されているので、それを参考に選ぶのも1つのポイントです。

500kg以下のものを運ぶ予定なら、簡易リフトが最適な場合が多いです。

一方で、機械類など重量のあるものを運搬する場合には、積載量の大きいエレベーターを選ぶ必要があるでしょう。

注意したいのは、「荷物をまとめて運ぶ可能性があるか」どうかです。

荷物の重さひとつひとつが軽くても、まとめて運ぶことになれば、総重量が大きくなるケースも考えられます。

普段からどのくらいの積載量が必要となるのかを、事前に確認しておくことがエレベーターや簡易リフトの選び方のコツです。

運ぶ荷物のサイズにも注目

前述した「重さ」だけではなく、運ぶ荷物のサイズがどれくらいになるのかによっても、エレベーターと簡易リフトの選び方が変わってきます。

縦と横がそれぞれどれくらいの大きさになるのかを検証し、余裕を持ったサイズのエレベーターや簡易リフトを選ぶようにしましょう。

人が一緒に乗る予定の荷物用エレベーターの場合、荷物+人の移動範囲を大きさとして計算する必要があります。

安全に乗り降りができるように、設置するエレベーターや簡易リフトは運ぶ荷物のサイズに対して広めに考えておくのが選び方のポイントです。

設置予定の場所の広さも事前にチェック

エレベーターや簡易リフトを設置する予定地の広さも、選び方に影響します。

高さ、幅、奥行きなどを確認して、選択肢を限定していくのが基本です。

設置場所が省スペースとなる予定の場合は、もちろんですが大きなエレベーターを設置することは難しくなるでしょう。

荷物だけを運ぶ予定なら、「小荷物専用エレベーターや簡易リフト」などのコンパクトなエレベーターや簡易リフトを採用して、わずかなスペースを有効活用することも考えられます。

予算を考慮して無理のない範囲で選ぶ

エレベーターや簡易リフトの選び方を知るには、予算も気になりますよね。

一般的に人が乗れるタイプの人荷用エレベーターは、荷物だけのエレベーターよりも導入コストが高くなります。

人を乗せる必要がなく、かつ予算を抑えたい場合には、簡易リフトを採用することが考えられるでしょう。

エレベーターや簡易リフトの導入にかかるコストは、事前の見積もりで確認できます。

逆に予算を基準にしてエレベーターや簡易リフトを選ぶ方法もあるので、予算の上限を明確にした上でそれに合わせた見積もりを行うのもひとつの選び方です。

エレベーター・簡易リフトの業者の選び方も重要!

工場・倉庫にエレベーターや簡易リフトを導入する際には、業者の選び方も重要なポイントになります。

特に以下のような点は、実際に依頼する前に確認しておくことがおすすめです。

  • 導入後に必要なメンテナンス
  • 導入後に実施してもらえるサポート内容
  • 導入実績が豊富か

上記のようなポイントを確認することも、エレベーター・簡易リフトの上手な選び方につながります。

また、皆さん相見積りをされる事が多いですが、その際に他社と比べて極端に価格を低くする、または「高い」と言ったら大幅に下げるなどを行う業者には気をつけましょう。

値段が下がっても品質がそのままとは限りません。生産ラインや命を守る製品ですので

慎重に選びましょう。

簡易リフトの違法性に関する法令説明

まとめ

工場・倉庫向けのエレベーターや簡易リフトの選び方には、こちらで紹介したようなポイントがあります。

これから工場や倉庫にエレベーターや簡易リフトを設置や入れ替えを検討している方は、ご紹介したポイントを参考に多角的に現場を分析することが必要です。

まずはエレベーターや簡易リフトを設置する場所と目的を明確にして、正しく選ぶための情報を集めてみてください。

「選び方を知る」という事前準備を進めることは、エレベーターや簡易リフトの効果を最大限に引き出すことにつながるでしょう。

昇降機・エレベーターに関する法令・法規、お役立ち情報のリンク集

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