フォークリフトの耐用年数はどのくらい?長く使い続けるポイントをご紹介

フォークリフトも人工物ですから、いつかは寿命を迎えて使えなくなってしまいます。しかしながら、生物の寿命が具体的に決まっていないのと同じように、機械類の寿命も明確に何年何か月何日と決まっているわけではございません。

とはいえ、おおよその「耐用年数」を知ることで、買い替えタイミングを見計らうことができるため、メーカーが定める耐用年数は良い判断材料のひとつとなります。

そこで今回は、フォークリフトの耐用年数についてと、少しでも長く使い続けるためのポイントについて解説します。詳しく解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

フォークリフトの耐用年数

まずは、フォークリフトの耐用年数について解説します。

フォークリフトの一般的な耐用年数

フォークリフトの耐用年数は、「エンジンタイプ」と「バッテリータイプ」で異なるといわれています。

  • バッテリータイプ:5~10年
  • エンジンタイプ:10~15年

バッテリータイプの方が、寿命が短いのはバッテリーの寿命が5年程度であることに由来しています。

そのため、劣化したバッテリーを交換することで(フォークリフト本体などに問題がなければ)それ以上の期間、使い続けることも不可能ではありません。

フォークリフトの法定耐用年数

フォークリフトの「法定耐用年数」は4年です。

参考:減価償却資産の耐用年数表

「法定耐用年数」とは、実際の耐用年数ではなく、会計処理における「減価償却」の際の計算に用いる数字です。法定耐用年数を経過した資産・備品等も、点検等で問題なければ使用し続けることができます。

中古のフォークリフトの場合は耐用年数が短い

先ほどまでご紹介した数字は「新品のフォークリフト」の場合です。フォークリフトを「中古」で取得した場合は、当然ながらそれまで使った分だけ耐用年数は短くなります。そのため、中古のフォークリフトのご購入された際は、それまでの使用期間をしっかり把握しておくことをおすすめいたします。

フォークリフトを長く使い続けるための方法

フォークリフトは、新品だと物によっては数百万円で購入するため、少しでも長く使い続けたいと思うでしょう。

しかし、何も意識せずに10年以上もの間、フォークリフトをただ酷使し続けるだけでは耐用年数を残して使い続けることはできません。

フォークリフトを少しでも長く使い続けたいと思うのであれば、それ相応の配慮というものは必要なのです。

定期メンテナンスと適切な補修を実行する

フォークリフトは「労働安全衛生規則」や「労働安全衛生法」などの法律によって、以下の3つの定期点検が義務付けられています。

  • 年次点検(労働安全衛生規則第151条の21および労働安全衛生法第45条)
  • 月次点検(労働安全衛生規則第151条の22)
  • 始業前点検(労働安全衛生規則第151条の25)

定期的にメンテナンスを実施することにより、フォークリフトが故障などの異常を起こしてしまう前に問題を発見し、速やかに解消できます。

これについては「労働安全衛生規則第151条の26」により規定されています。

もし、異常が発生したことが発覚するまでに時間がかかってしまうと、その間気づかずに普通にフォークリフトを使用し続けてしまい、異常はどんどん悪化してしまいます。

フォークリフトに限らず、異常を放置したまま使い続ければ次第に状況は悪化し、いずれは故障や破損などのトラブルへと発展するでしょう。

これもフォークリフトに限った話ではありませんが、「異常が初期の段階で見つかって補修する場合」と「本格的に故障してから修理する場合」では、後者の方がコストはかかりますし、寿命にも大きく影響するでしょう。

決まりに則って定期メンテナンスを実施し、必要に応じて適宜補修作業等を実施することで、フォークリフトの寿命をできるだけ削らずに使い続けることができるのです。

危険行為や用途外使用は絶対に避ける

メンテナンス以外にも「フォークリフトを正しく使うこと」も、長持ちさせるために必要なことであるといえます。あなたの事業所では、フォークリフトを次のように使用していないでしょうか。

  • 運転者以外の人が乗っている
  • 過積載で運用している
  • 悪路などで適切な誘導作業等を実施していない

これらの「危険行為」や「用途外使用」は、フォークリフト関連の事故を引き起こす代表的な使い方です。

もし事故が起これば、人身事故に発展する可能性がありますし、転倒すれば少なくともフォークリフトには少なからずダメージを与えることになるでしょう。

転倒する前と後では、フォークリフトの寿命は大きく変化します。

危険な事故につながるような使い方をしないことも、フォークリフトを長く使い続けるために必要なことなのです。

まとめ:定期的にメンテナンスを実施し、フォークリフトを安全に長く使い続けましょう

フォークリフトは10年前後で寿命を迎えることが多く、少しでも長く使い続けるためには定期的なメンテナンスは欠かせません。

また、危険な使い方をして事故につながればフォークリフトの寿命を削ることになりますので、ルールに則って安全に使用することも長持ちさせる秘訣だといえます。

長く愛用することは良いことなのですが、フォークリフトもいずれは寿命を迎えて役目を終える時が来ます。

その時、無理に使い続ければ大事故につながることもありますので、業者に状態を見てもらい、使用不可であれば買い替えてのご検討をしてみてください。

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