工場の熱中症対策は空調や水分補給だけじゃない!?昇降機が大活躍

「熱中症対策」というと、多くの方が水分補給や空調設備等の使用を思い浮かべるのではないでしょうか?

確かにそうした対策も熱中症予防に適していますが、熱中症になりやすい環境の1つである「工場」においては、さらなる熱中症対策を講じて、従業員が熱中症になりにくいように対処する必要があります。

そこでこちらでは、熱中症対策になり得る「昇降機」の設置について解説します。

そもそも「熱中症」とは?

梅雨頃からニュース等で懸念されやすいトピックである「熱中症」は、イメージとして「暑い時期になりやすい、命にかかわる可能性のある病気」というイメージがあります。

それ自体は間違っていませんが、熱中症対策を考えるうえではもう少し具体的なメカニズムについて把握しておく方が良いでしょう。

「産熱」と「放熱」

熱中症のメカニズムで重要なのは、人体における「産熱」と「放熱」のバランスです。

人は、運動や労働などで身体を動かすことにより、体内で熱を作り出します(産熱)。

もし、作り続けられる熱量が体内に残り続けると、命にかかわることになるので、汗による気化熱等により体内の余分な熱を放出します(放熱)。

このように、通常であれば産熱による余分な熱量が放熱されるため、人の体温はいわゆる「平熱」を保つことができるのです。

熱バランスが崩れることで体調を崩す

周囲の気温が高いなどの事情があると、産熱と放熱のバランスが崩れてしまいます。

身体を動かすことにより産熱が行われますが、気温の高さなどが原因となってうまく放熱できなくなるのです。

体温はどんどん上昇し、その対処のための汗をかき続けると、体内の水分や塩分が失われてしまいます。

これにより血流が悪化し、さらに放熱を妨げる原因になるのです。

体温が上昇しすぎると、脳や各種臓器の機能に問題が生じます。

このように、体内の熱量上昇と水分等の減少により、身体中のさまざまな臓器の機能障害を引き起こすのが、熱中症と呼ばれる病気のメカニズムです。

工場における熱中症リスク

一般的に熱中症は「炎天下で運動すると発症する」というイメージがあり、実際に学校の体育の授業のシーンを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

確かに炎天下での運動は熱中症リスクを高めますが、では「屋内であれば熱中症リスクは低いのか?」といえば、そうではありません。

むしろ工場は、環境次第では炎天下並みに熱中症リスクを抱える環境であるといえるのです。

例えば、工場の中には熱を発する機械も多いでしょう。

その機械と同じ空間で作業するとなれば、場合によっては炎天下の屋外並、あるいはそれ以上の高温環境下で体を動かすことになります。

また、工場作業の中には長距離の移動や、重い荷物を運ぶなど負荷のかかる運動を伴う作業も多いでしょう。

運動量の多さは産熱量に深くかかわりますので、運動量の多い作業を工場内でこなすのであれば、熱中症の原因となる産熱・放熱のバランスを崩しやすいといえます。

昇降機による熱中症リスク低減

一概には言えませんが、工場内に昇降機を設置することにより、従業員の熱中症リスクを抑える効果を期待できるかもしれません。

昇降機は基本的に、設置した事業所の作業効率を改善します。

例えば、今までは2階から1階に重い荷物を人の手により運搬していたところを、昇降機を使って荷物のやり取りをすることにより、従業員の負担は大幅に改善されます。

また、昇降機を設置することにより導線が改善されれば、同じ作業量を少ない時間で効率よくこなすこともできます。

作業効率が改善されることにより、従業員の負担は軽減され、必要な運動量が減少することにより熱中症リスクの低減につながるのです。

昇降機の存在に頼り過ぎない

当然の話ですが、昇降機を設置するからと言って他のあらゆる熱中症対策を疎かにして良いというわけではありません。

特に、現場の監督責任のある方は、従業員の体調管理の徹底を心がけなければなりません。

熱中症はすぐに回復するケースもあれば、命を落とすケースもあります。

従業員の命にかかわるような現場体制を放置すれば、会社の存続にかかわる事態に陥る可能性も捨てきれないのです。

一般的な熱中症対策である「こまめな水分・塩分補給」や「適度な休憩」だけでなく、工場ならではの事情を考慮した熱中症対策も重要になるでしょう。

例えば昇降機のように、従業員の負担を軽減するマテハン機器を導入したり、熱量等に問題のある機器を修理・交換するなどの対策が重要です。

まとめ:昇降機で作業効率を改善すれば熱中症対策になり得る

昇降機は熱中症とは無関係なイメージも強いのですが、設置運用による作業効率の改善は少なからず従業員の負担軽減による熱中症リスク軽減につながることは無視できません。

昇降機のような設備・機器は、適切に選定してこそメリットを最大化できます。

設置する目的や設置場所の条件等を細かく業者に伝えて、最適なマテハン機器を選んで導入することが、従業員にとっても会社にとっても利益につながるでしょう。

昇降機に関する法令・法規はこちら

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