メッシュパレットとは?特徴やメーカーを徹底解説!

金属製のメッシュパレットは木枠梱包より耐久力があるため、物流倉庫や工場など多くの場所で採用されています。なお、メッシュパレットを製造・販売しているメーカーも非常に多いため、それぞれの特徴が知りたいという方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、メッシュパレットの特徴を解説するとともに、製造メーカーについても紹介します。また、メッシュパレットの仕様や用途についても詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

メッシュパレットの特徴

金属の網状でできているメッシュパレットは、別名「パレティーナ」とも呼ばれている汎用性の高い収納ボックスです。工場や倉庫、建設現場など、さまざまな場所で活躍しており、実用性が高い特徴があります。

そんなメッシュパレットの主な特徴について、ここからはより詳しく解説していきます。

軽量で強度が高い

メッシュパレットの大きな特徴のひとつが「軽量で強度が高い」という点です。メッシュパレットは金属製で作られているため、一般的な樹脂やプラスチックなどの収納ボックスと比べて強度が非常に高いです。

加えて、メッシュ構造を採用しているため、金属製ながらも軽量化を実現しています。軽量な上に強度が確保されている収納ボックスになるため、重量のある荷物も収納できるメリットがあります。

折りたたみ収納が可能

メッシュパレットは折りたたみ収納が可能な構造となるため、使わない場合は平らにして積み上げることが可能です。場所を取らずに収納保管ができるため、限られたスペースで活用する場合にも有効です。

また、メッシュパレットは折りたたみ作業も非常に簡単なため、特別な工具を必要としていません。折りたたみから組立まで作業スタッフ一人で対応できるため、実用性の高い収納ボックスと言えるでしょう。

取り出しやすい構造

メッシュパレットは非常にシンプルな構造で、収納物を出し入れしやすいメリットがあります。上部は広い開口部が確保されているため、大きいサイズの収納物も問題なく出し入れすることが可能です。

また、メッシュパレットは前扉が開く構造になっているため、かさばってしまう収納物を取り出しやすい構造となっています。上部から取り出す以外にも、全面扉を開放できるメリットがあるため、作業効率は向上します。

段積みが可能

横置きでメッシュパレットを置いている場合、作業スペースを無駄に使用してしまいます。しかし、メッシュパレットは段積みが可能になるため、限られた作業スペースも有効活用できます。

平積みするよりも倉庫内や工場内が整理整頓されるため、省スペース化を実現して作業の生産性も向上するでしょう。なお、一部のオプション仕様によっては段積みができないタイプもあるため、導入前には仕様確認することをおすすめします。

メッシュパレットの仕様

メッシュパレットは統一された規格がないため、製造するメーカーによってさまざまな仕様が存在します。ただし、共通している部分も多く、例えばメッシュの網目部分のサイズは「25mm*50mm」「50mm*50mm」「50mm*100mm」を採用しているケースが多い傾向にあります。

なお、網目サイズは大きいほど軽量化され、狭いほど丈夫になる特性があります。ただし、網目サイズを小さくした場合、重量が増えてしまう上に費用も多くかかってしまうデメリットがあります。

メッシュパレットの用途

メッシュパレットは、多様な内容物を保管・収納できるため、以下のようなさまざまな用途で使用されています。

・自動車部品

・プレス部品

・産業廃棄物

・鍛造関連

・農作物

・食品加工

・物流倉庫

・建設資材

・引越専門業者

なお、メッシュパレットは、フォークリフトで移動させることができるため、効率よく保管することも可能です。耐衝撃性にも優れているため、金属部品から農作物まで、幅広い物の保管に役立ちます。

メッシュパレットのメーカー

全国にメッシュパレットを製造・販売しているメーカーは多数存在しています。導入する際には、製品の品質や取り扱いサイズなどを比較して検討するようにしましょう。

そこでここからは、メッシュパレットの取り扱いメーカーをピックアップして紹介します。

山室木材工業株式会社

滋賀県米原市に本社を置く山室木材工業株式会社は、オーダーメイドの木製パレットにプラスチックパレットなど、物流関連や工場で多く利用されている各種パレット製品を製造するメーカーです。

なお、衝撃に強いメッシュパレットも販売しているほか、流通業から製造業まで多く利用しているロールボックスパレットなどのラインナップもあるため、導入環境に合わせた製品を選ぶことができます。

渡部工業株式会社

省力機器を専門に製造・販売してるメーカーの渡部工業株式会社では、さまざまなサイズのメッシュパレットがラインナップされています。なお、メッシュパレットの表面処理はダクロタイズド塗装がされているため、防錆力も強い特徴があります。

オプションも非常に充実しており、キャスターや吊り金具や、ネームプレートにダンプラ張にも対応しています。積載荷重についても300~1,000kgまで対応しているため、収納物に合わせたサイズを選べます。

株式会社武蔵野商工

東京都調布市に本社を置く株式会社武蔵野商工は、物流機器やそれに付随する設備機器を製造販売しているメーカーです。物流荷役商品として、ネスラックやメッシュボックスの販売も行っています。

主に生産工場向けの商品としてメッシュボックスを取り扱っており、標準在庫はサイズ別に5種類となっています。なお、段積みは4段まで可能な作りとなっているほか、積載荷重は300kg〜2,000kgまで対応しています。

ボックス工業株式会社

メッシュパレットの販売と買取を専門に行っているボックス工業株式会社では、多機能なメッシュパレットを多く取り扱っています。なお、新品はもちろんのこと、アウトレット品や中古品の取り扱っており、品質ランクに応じた販売価格が設定されています。

そのため、購入費用を抑えたいという方は、中古品で対応するなど選択肢の幅も広がると言えるでしょう。オプション加工にも対応しており、亜鉛鋼板による5面張り加工なども可能です。

株式会社テイモー

大阪府に本社を置く株式会社テイモーは、メッシュパレットや金属特殊パレットなど、各種物流容器を販売しているメーカーです。メッシュパレットの最大積載質量についても、300kg〜2,000kgまでラインナップされているため、保管物に適しているサイズを選ぶことができます。

金網ピッチについては「15*15」「25*50」「30*30」「50*50」「50*100」に対応しており、こちらも保管物に合わせて選択できる点はメリットと言えるでしょう。

三進金属工業株式会社

移動ラックや立体自動倉庫など、保管設備機器を製造する三進金属工業株式会社では、メッシュパレットの取り扱いもしています。物流保管設備機器を製造しているメーカーのため、信頼性も高いと言えるでしょう。

なお、三進金属工業株式会社のメッシュパレットでは、段積み金具を採用しているため、積み重ねがスムーズに行える設計となっています。

シーエスジャパン株式会社

シーエスジャパン株式会社(旧株式会社千葉総業)は、各種パレットや物流機材を販売しているメーカーです。メッシュパレットはもちろんのこと、カゴ車や台車、ネスラックなど幅広い保管搬送資材を取り揃えているのが特徴です。

なお、メッシュパレットは中国の工場で材料加工から表面処理を行っているため、標準品から特注品など、用途に応じたオーダーメイドまで対応可能なメーカーです。

まとめ

メッシュパレットは、倉庫や建設現場、食品加工工場など、広い用途で使用されている保管搬送容器です。金属製でできていることからも、耐久性に優れており、重量物にも対応しているメリットがあります。

なお、金網の網目サイズによって重量が変化することと、購入コストも変わってくる点には注意しましょう。また、メーカーによっても製品ラインナップが変わってくるため、特徴を踏まえて比較検討することをおすすめします。

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