工場や倉庫など、大量の品物を取り扱う必要がある作業現場では「マテハン機器」が大活躍します。導入することで作業の安全性や効率を高め、大きな利益をもたらしてくれる可能性があるからです。
マテハン機器は数多くのメーカーが存在し、それぞれ数多くの機種を取り扱っており、導入メリットを最大化するためにはそれぞれの特徴を知っておくことが重要です。
そこで今回は、保管機器に強みを持つマテハン機器メーカー「ジャロック」の特長や製品について解説します。
マテハン機器メーカー「ジャロック」の基本情報
東京都中野区に本社を置く株式会社ジャロックは、1963年の会社であり、各種工業用保管棚や各種物流システム機器製造・販売などを手掛ける会社です「徹底した『現場の見える化』で問題点を洗い出し、現場作業の中で生じる様々なムダを排除するカイゼン機器を与えられた予算の中でカタチにしていくこと」を会社としての役割であると考えています。
ジャロックの保管機器
ジャロックでは、豊富な保管機器のラインナップが用意されています。
・タナTSumU(タナツム):既存の中量ラックの上部にラックを増設するタイプの保管機器
・高層中量ラック:バラ・ケースを上部空間活用で大量に保管できる保管機器
・シャトルランナー:「ローラーレス」「傾斜レス」のボタン1つで入出庫が可能なパレットストレージラックシステム
・オートムーバー:縦と横に移動可能なシャトルランナーの進化系自動倉庫
・パレットラック(重量ラック・重量棚):パレット積み商品を効率良く安全に保管できる保管機器
・ドライブインラック:格納効率が最も高い方式で空間を有効活用できる保管機器
・手動式移動ラック(スライド式、ハンドル式):省スペースと省コストを両立する移動ラック
・電動式移動ラック:移動棚で重量物の格納効率を高めることができる保管機器
・ローラースルーラック:先入れ先出しをローコストで実現する保管機器
・タイヤラックシステム:「タイヤ」を安全かつ効率よく保管できる保管機器
・貫通式積層ラック:高層ラックの中間部分に入出庫用歩廊を配備したタイプの安全高層ラック
・ドラム缶ラック(屋内用・屋外用):ドラム缶ラックをオリジナルラックで安全安心に保管できる保管機器
・メザニンラック・立体架台(中二階):確認申請を可能にするメザニン(中二階)システム
・スライドラック/プッシュバックラック:トレー搬送によるシンプル構造パレットストレージラック
・Jシェルフ( 超軽量樹脂棚板 中軽量ラック):積載商品重量にあわせた軽量で錆びない樹脂製の棚板ラック
・ユニットメザニンラック:倉庫や工場などの上部空間に必要最適の面積でラックをつくり、保管効率を高めることができる保管機器
ジャロックのマテハン機器
ジャロックでは、保管機器の他にもさまざまなマテハン機器を取り扱っています。
ジャロックの昇降機器・垂直搬送機
ジャロックが取り扱っている昇降機・垂直搬送機は以下の通りです。
・Jスロープ(昇降スロープ):プラットホームやコンテナへ一直線に
・ハンディースロープ:使いたい時にだけ設置可能な携帯型のスロープ
・連続垂直搬送機:連続昇降で商品を大量搬送可能
・テーブルリフト:重量物の安全昇降に最適
・Jリフター:コスト重視の昇降機
・スライドリフター(垂直搬送機):既存のリフトを改造可能で建築基準法の適用を受けない
・エアー式ドックレベラー:クリーンなエアーバックでプラットホームの段差を解消
・機械式ドックレベラー:停電時も使用できる機械式
・油圧式ドックレベラー:シンプルさと耐久性が特徴
ジャロックの荷役・搬送機器
ジャロックが取り扱っている荷役・搬送機器は以下の通りです。
・Syrius(シリウス):小規模な投資でも効果的に物流センターのピッキング効率を大幅改善
・リフト&ドライブ(Lift&Drive):さまざまな形状の荷物の持上げ・運搬作業をサポート
・ハイピックランナー:簡単に操作できる高層ピッキングマシーン
・i Cart(アイカート)/折畳み台車:顧客ニーズから生まれた折畳み台車
・ネスティングパレット:4段まで積める高積みパレット
・ドブ漬けめっき台車(溶融亜鉛めっき):顧客の用途に合わせてオリジナル設計可能な台車
・コンベヤラインシステム(ローラーコンベア):バケットやパレット、商品を搬送するコンベヤ
・牽引台車:商品を牽引するオリジナルの搬送台車
・オリジナル台車・パレット:商品のサイズや重量、保管形状などに合わせてオリジナル設計・製作の台車
・アシスト台車:既存の台車に専用ユニットを装着するだけで走行アシスト
・キャリーランナーNEO:悪路での走行や搬送物の揺れに強いクローラー式台車
・パイプシューター(フローラック):自由設計で充実の搬送アイテム、導電対応(オプション)で最適なパイプシューターを実現
・AGV(無人台車):ローコスト&フレキシブルな無人搬送台車
まとめ:用途に合わせた能力を持ったマテハン機器を導入
マテハン機器の導入において重要なことは「目的や用途」といったニーズを明確にし、それを満たせる能力・特徴を有したマテハン機器を選定して導入することです。メーカーごとに得意分野が異なりますので、例えば保管機器を導入したいのであればそれに強いジャロックを選ぶといったように、自社のニーズに強いメーカーを選ぶことも必要になります。工場・倉庫の効率化をご検討中の方は、マテハン機器メーカーや取扱いの製品をしっかり選定し、導入していきましょう。